Polycom(ポリコム) Standard SoundStation2 PPSS-2-BASIC/STD 【拡張マイク接続不可】【ディスプレイ無】
電話会議の定番・SoundStation2シリーズのエントリーモデル
- 優れた音声技術で、クリアな音声での通話を実現
- 4〜6名程度の小会議室(ハドルルーム)に最適
- アナログ内線(アナログ回線)接続に対応
Polycom(ポリコム)のSoundStation2(サウンドステーション2)シリーズは、その高い通話品質で世界中のユーザーから広く支持を得ており、電話会議システムの定番と言える商品です。
SoundStation2シリーズのエントリーモデルのStandard SoundStation2は、拡張マイク接続不可、ディスプレイ無モデルです。機能を限定したコストパフォーマンスが高いモデルです。
電話機一体型のスピーカーフォン
Standard SoundStation2は電話機とマイク、スピーカーが一体になったスピーカーフォンです。アナログ内線(アナログ回線)にStandard SoundStation2を接続するだけで、一般の電話機と同様の感覚で、発着信の操作ができます。
キーパッドには、12ボタン、ミュートボタン、フックボタンなどが付いています
優れた音声技術で、クリアな音声での通話を実現
Standard SoundStation2は、業界最高水準の「全二重方式」が採用されており、双方向から同時に話しても違和感なく、明瞭で歪みのない会話を実現できます。また、耳障りなノイズの除去をする「ダイナミックノイズリダクション」機能により、PCやプロジェクター、ファン、エアコン等の雑音を自動的に除去します。
さらに、話者から一番近い2つのマイクを自動的に選択する「インテリジェントマイクミキシング機能」により、相手側にクリアな音声を提供します。
その他、携帯電話や無線デバイスの電波干渉を防ぐ技術により雑音を低減し、ノイズのない明瞭なコミュニケーションを実現します。
アナログ内線(アナログ回線)接続に対応
Standard SoundStation2はアナログ内線(アナログ回線)接続に対応します。主に下記の2通りの方法で接続します。
- 企業のビジネスホン・PBX環境の中でアナログ内線として接続
- アナログ回線に直接接続
ビジネスホン・PBXのアナログ内線として接続する場合
ビジネスホン・PBXと呼ばれる企業の電話システムは、主装置や交換機と呼ばれるボックスに、アナログ回線やISDN回線、ひかり電話などの電話回線(外線)が収容されて、そこから、内線電話機が伸びています。
内線電話機は大別すると、デジタル多機能電話機、IP多機能電話機、アナログ電話機(一般電話機/単独電話機)があり、主装置から伸びている電話線の種類は別々です。
Standard SoundStation2はアナログ電話機と同じ仕様ですので、主装置からアナログ電話機に対応する電話線を伸ばしてきて、その電話線に接続することで利用ができます。
アナログ内線としてご利用時のご注意
現在のビジネスホン・PBXの固定電話機の主流はデジタル多機能電話機です。Standard SoundStation2のようなアナログ電話機はファックス(複合機)や受付電話機など、それほどオフィスに多くあるわけではありません。
デジタル多機能電話機とアナログ電話機の電話線は、端子の形状は一緒ですが流れている信号は異なります。そのため、デジタル多機能電話機の電話線にアナログ電話機を接続してもご利用できません。また、誤接続は、電話機の故障の原因となりますの注意が必要です。
そのため、配線の種別について確認する必要や、主装置(交換機)にアナログ電話機用のユニットが接続されているかを確認する必要など、専門的な要素が多いため、システム担当者や電話工事の担当業者に相談をすることをおすすめいたします。
アナログ回線に直接接続する場合
アナログ回線は、古くからある電話回線で、NTTでは「加入電話」や「加入電話ライトプラン」、ソフトバンクでは「おとくラインのアナログ回線プラン」と呼ばれるサービスです。
既存でアナログ回線がある場合は、アナログ回線のモジュラージャックにStandard SoundStation2を接続すれば、すぐにご利用することが可能です。アナログ回線がない場合は、NTTやソフトバンクなどに申し込みをし、Standard SoundStation2を使用したい場所にアナログ回線を引き込んでもらいます。
なお、ISDN回線や家庭向けのひかり電話、ADSLを利用している場合の接続方法については、アナログ回線に接続して使う電話会議用スピーカーフォンのページの「アナログ回線接続について」の欄に記載がありますのでご確認ください。
プッシュ回線専用です
Standard SoundStation2はプッシュ回線専用のため、アナログ内線(アナログ回線)がダイヤル回線に対応している場合はご利用できませんのでご注意ください。
ダイヤル回線は黒電話の時代の方式で、現在の主流はプッシュ回線です。ビジネスホン・PBXの内線としてStandard SoundStation2を使用する場合、古いシステムではまれにダイヤル回線方式を採用している場合がありますのでご注意ください。
アナログ回線に直接接続してStandard SoundStation2を使用する場合、事前にNTTやソフトバンクなどの電話回線業者に、お使いのアナログ回線かプッシュ回線対応なのかダイヤル回線対応なのかをご確認ください。なお、ダイヤル回線の場合は、比較的簡単な手続きでプッシュ回線への移行が可能です。
【参考】プッシュ回線とダイヤル回線の呼称について
- プッシュ回線(プッシュボタンやPB、MF、トーンダイヤルとも言われます)
- ダイヤル回線(ダイヤルパルス、DPとも言われます)
仕様
キーパッド | ダイヤルキー キーパッド オンフック/オフフック ミュート 音量(上下)キー |
---|---|
音声処理機能 | Polycomアコースティック クラリティ全二重方式 ミキシング機能を備えたインテリジェントマイク ダイナミック ノイズ リダクション |
本体マイク | カーディオイドマイク×3(300〜3500Hz) |
集音範囲 | 約3mのマイク集音域 |
本体スピーカー | 周波数応答:300〜3300Hz 音量:94dBA SPL(0.5m 地点のピークボリューム)まで調整可能 |
ネットワーク | アナログ回線2線式 RJ-11 アナログ回線インターフェース |
外形寸法 | W311×H64×D368mm |
本体重量(質量) | 0.8kg |
電源アダプター | 100V 50/60Hz AC |
動作温度 | 5〜40℃ |
相対湿度 (結露しないこと) |
20〜85% |
保管温度 | −30〜55 ℃ |
保証 | 1年 |
メーカー | Poly(ポリー) |
Polycom(ポリコム)について
1990年にアメリカで設立したPolycom(ポリコム)は、電話会議システムやテレビ会議(ビデオ会議)システムの分野で世界のトップシェアを誇り、世界中で親しまれているメーカーです。ヘッドセットメーカーのPlantronics(プラントロニクス)社とのパートナー関係を経て、2019年に企業名はPoly(ポリー)になりました。
メーカーのWebサイトではPoly(ポリー)の名前で統一されていますが、商品や商品の個装箱ではPolycom(ポリコム)の名称が残っており、また広く親しまれているブランド名であることから、電話会議ドットコムではSoundStation2シリーズをPolycom(ポリコム)の名前でご紹介しています。