Polycom(ポリコム) 音声会議システム SoundStation2(サウンドステーション2) シリーズ比較表
販売終了のお知らせ
長らくご愛顧いただいていたポリコム SoundStation2シリーズは販売終了となりました。後継機種はございません。電話会議用スピーカーフォンカテゴリーで別メーカーの機種をご検討くださいますようよろしくお願いいたします。
Polycom(ポリコム) SoundStation2(サウンドステーション2)シリーズは、その高い通話品質で世界中のユーザーから広く支持を得ており、電話会議システムの定番と言える商品です。こちらのページでは、SoundStation2シリーズの3モデルを比較するとともに、SoundStation2シリーズ導入時に注意が必要な接続方法などについて解説しています。
接続方法と参加人数の比較
ポリコム 音声会議システム SoundStation2 EX PPSS-2
- 本体の推奨参加人数
- 1~6名
- 最大参加人数
- 15名
- 拡張マイク
- 接続可(オプション)
- ディスプレイ
- あり
- 主な特長
-
- 本体にはオプションの拡張マイク(2個セット)を接続可
- アナログ内線(回線)接続にし、電話会議で利用可
- PC接続用のケーブルが標準添付し、Web会議で利用可
ポリコム 音声会議システム SoundStation2 PPSS-2-BASIC
- 本体の推奨参加人数
- 1~6名
- 最大参加人数
- 6名
- 拡張マイク
- 接続不可
- ディスプレイ
- あり
- 主な特長
-
- アナログ内線(回線)接続にし、電話会議で利用可
- オプションのPC接続用ケーブルで、Web会議で利用可
ポリコム Standard SoundStation2 PPSS-2-BASIC/STD
- 本体の推奨参加人数
- 1~6名
- 最大参加人数
- 6名
- 拡張マイク
- 接続不可
- ディスプレイ
- なし
- 主な特長
-
- アナログ内線(回線)接続にし、電話会議で利用可
- PC接続は不可
- 推奨参加人数/最大参加人数は、電話会議ドットコムを運営するサンビジコムが、テストをした結果に基づく目安となります。設置・ご利用環境によっては、通話が聞き取りにくかったり収音範囲が狭くなることがありますので、あくまで目安としてお考えください。
- ソーシャルディスタンスを考慮したテーブルレイアウトや座席の配置の場合、上記の推奨参加人数を確保できないことがございますのでご注意ください。
アナログ内線(アナログ回線)接続について
SoundStation2シリーズはアナログ内線(アナログ回線)接続に対応します。主に下記の2通りの方法で接続します。
- 企業のビジネスホン・PBX環境の中でアナログ内線として接続
- アナログ回線に直接接続
ビジネスホン・PBXのアナログ内線として接続する場合
ビジネスホン・PBXと呼ばれる企業の電話システムは、主装置や交換機と呼ばれるボックスに、アナログ回線やISDN回線、ひかり電話などの電話回線(外線)が収容されて、そこから、内線電話機が伸びています。
内線電話機は大別すると、デジタル多機能電話機、IP多機能電話機、アナログ電話機(一般電話機/単独電話機)があり、主装置から伸びている電話線の種類は別々です。
SoundStation2シリーズはアナログ電話機と同じ仕様ですので、主装置からアナログ電話機に対応する電話線を伸ばしてきて、その電話線に接続することで利用ができます。
アナログ内線としてご利用時のご注意
現在のビジネスホン・PBXの固定電話機の主流はデジタル多機能電話機です。SoundStation2シリーズのようなアナログ電話機はファックス(複合機)や受付電話機など、それほどオフィスに多くあるわけではありません。
デジタル多機能電話機とアナログ電話機の電話線は、端子の形状は一緒ですが流れている信号は異なります。そのため、デジタル多機能電話機の電話線にアナログ電話機を接続してもご利用できません。また、誤接続は、電話機の故障の原因となりますの注意が必要です。
そのため、配線の種別について確認する必要や、主装置(交換機)にアナログ電話機用のユニットが接続されているかを確認する必要など、専門的な要素が多いため、システム担当者や電話工事の担当業者に相談をすることをおすすめいたします。
アナログ回線に直接接続する場合
アナログ回線は、古くからある電話回線で、NTTでは「加入電話」や「加入電話ライトプラン」、ソフトバンクでは「おとくラインのアナログ回線プラン」と呼ばれるサービスです。
既存でアナログ回線がある場合は、アナログ回線のモジュラージャックにSoundStation2シリーズを接続すれば、すぐにご利用することが可能です。アナログ回線がない場合は、NTTやソフトバンクなどに申し込みをし、SoundStation2シリーズを使用したい場所にアナログ回線を引き込んでもらいます。
なお、ISDN回線や家庭向けのひかり電話、ADSLを利用している場合の接続方法については、アナログ回線に接続して使う電話会議用スピーカーフォンのページの「アナログ回線接続について」の欄に記載がありますのでご確認ください。
プッシュ回線専用です
SoundStation2シリーズはプッシュ回線専用のため、アナログ内線(アナログ回線)がダイヤル回線に対応している場合はご利用できませんのでご注意ください。
ダイヤル回線は黒電話の時代の方式で、現在の主流はプッシュ回線です。ビジネスホン・PBXの内線としてSoundStation2シリーズを使用する場合、古いシステムではまれにダイヤル回線方式を採用している場合がありますのでご注意ください。
アナログ回線に直接接続してSoundStation2シリーズを使用する場合、事前にNTTやソフトバンクなどの電話回線業者に、お使いのアナログ回線かプッシュ回線対応なのかダイヤル回線対応なのかをご確認ください。なお、ダイヤル回線の場合は、比較的簡単な手続きでプッシュ回線への移行が可能です。
【参考】プッシュ回線とダイヤル回線の呼称について
- プッシュ回線(プッシュボタンやPB、MF、トーンダイヤルとも言われます)
- ダイヤル回線(ダイヤルパルス、DPとも言われます)
PCとの接続について
PCコールキットを使用することで、SoundStation2 EX、SoundStation2をPCと接続して、Web会議用のスピーカーフォンとして利用が可能です(Standard SoundStation2はPCコールキットは非対応のため、PCへの接続は不可です)。
なお、PCコールキットの端子は3.5mm3極ステレオミニプラグ(2組)なので、PCの3.5mmステレオミニジャック対応のマイク入力端子およびヘッドフォン出力端子に接続します。
PCコールキットの対応状況
- SoundStation2 EX PPSS-2:標準添付
- SoundStation2 PPSS-2-BASIC:オプション
- Standard SoundStation2 PPSS-2-BASIC/STD:非対応
Polycom(ポリコム)について
1990年にアメリカで設立したPolycom(ポリコム)は、電話会議システムやテレビ会議(ビデオ会議)システムの分野で世界のトップシェアを誇り、世界中で親しまれているメーカーです。ヘッドセットメーカーのPlantronics(プラントロニクス)社とのパートナー関係を経て、2019年に企業名はPoly(ポリー)になりました。
メーカーのWebサイトではPoly(ポリー)の名前で統一されていますが、商品や商品の個装箱ではPolycom(ポリコム)の名称が残っており、また広く親しまれているブランド名であることから、電話会議ドットコムではSoundStation2シリーズをPolycom(ポリコム)の名前でご紹介しています。